英語でよく使う接続詞の一覧|図解と例文でスッキリ理解!

英語 接続詞 一覧

「英語の接続詞って、どんなのがあるっけ…。」
「and とか but は分かるけど、as とか unless ってどんな意味だっけ…。」
「意味・使い方・例文を全部まとめて、接続詞を一覧で確認したい!」

この記事は、こんなお悩みを持った方に向けて書いています。

目次

接続詞とは

接続詞とは、語/句/節 の要素同士を繋ぐ言葉です。

接続詞のイメージ

前置詞、接続副詞との違い

接続詞とよく似た品詞に、前置詞と接続副詞があります。後々 接続詞と混同してしまうことを防ぐため、このタイミングで違いを把握しておきましょう。

前置詞との違い

前置詞とは、名詞とセットになって、文に時間や場所などの情報を足す言葉です。

■違いのポイント■
・接続詞が異なる要素動詞を繋ぐのに対し、前置詞はセットになった名詞の、文の中における立ち位置を示すイメージで機能します。
・前置詞の後ろに、SVの揃った節がくることはありません。

尚 since など、前置詞と接続詞、両方の役割を持つ言葉もあります。

接続詞と前置詞の比較

接続副詞との違い

接続副詞とは、節や文を跨いだ繋がりを示す副詞です。

■違いのポイント■
・接続副詞は、あくまで副詞として扱われます。
・接続副詞は副詞の1種であるため、文頭・SVの間・文末に置くことができます。※接続詞の配置については、このあと解説します。
・接続副詞は他の節との “関係性を示す” ことはできても、接続詞のように “文法的に繋げる” ことはできません。

接続詞と接続副詞の比較

接続詞の種類

接続詞は、大きく以下の3つに分類できます。
  • 等位接続詞
  • 従属接続詞
  • 相関接続詞
それぞれ順番に見ていきましょう。

等位接続詞

等位接続詞の役割・使い方のルール

等位接続詞は、要素同士を並列で繋ぐ接続詞です。どちらの要素も、同じくらいの重要度で捉えられます。

■使い方のルール■
・繋げる要素:語-語/句-句/節-節 (so と for のみ 節-節 ※for は前置詞にもなります。)
・配置:繋げる要素の間に配置します。
・コンマ:and と but 以外、コンマは付けても付けなくてもいいです。※ and と but については、後ほど解説します。

等位接続詞のイメージ

等位接続詞の一覧

※ アルファベット順

and

要素を並べる – と
I speak Japanese and English. (私は、日本語と英語を話します。)

※ 3つ以上の要素を並べる時は、最後に and を置きます。それ以外の要素は、コンマで区切ります。
I speak Japanese, English and Chinese. (私は、日本語、英語、それから中国語を話します。)

話を順当に展開する – で/そして
It was winter and I was wearing a coat. (あれは冬のことで、私はコートを着ていました。)

but

相反する要素を並べる – しかし/だけど
I love nature, but I prefer to live in a big city. (私は自然が大好きですが、住むのは大都市が良いです。)

※ but の前にはコンマを置きます。

nor

いずれも否定となる要素を並べる – いずれも〜ない
I neither like nor dislike it. (私はそれが、好きでも嫌いでもありません。)

※ neither とセットになって使われることが多いです。

or

選択肢を並べる – か/もしくは
Do you like red or blue? (あなたは、赤か青のどちらが好きですか?)

先に伝えた行動を取らなかった場合の、想定される (好ましくない) 事態を述べる – さもないと
Hurry up, or you will miss the train. (急がないと、電車に遅れますよ。)

so

根拠・理由・主張/原因・結果を述べる – ので/だから
Nobody noticed, so it was ok. (誰も気づかなかったので、大丈夫でした。)

※ so のつく節には、主張・結果がきます

yet

相反する要素を並べる – しかし/だけど
This dress is very simple yet elegant. (このドレスは、とても簡素でありながら、エレガントです。)

従位接続詞

従位接続詞の役割・使い方のルール

従位接続詞は、ある節に情報を加えるために、別の節をくっつけるイメージで使われます。片方がメイン、もう片方がサブ的な内容として受け取られます。

■使い方のルール■
・繋げる要素:節-節 ※前置詞にもなって後ろに名詞がくる場合や、節の中のSVが省略される場合は存在します。
・配置:付け加える側の節の頭に配置します。繋げる要素間、もしくは文頭に配置します。
・コンマ:文頭に配置した際は、要素の間にはピリオドを置きます。要素間に置く際は、ピリオドは不要です。

従位接続詞のイメージ

従位接続詞の一覧

※ アルファベット順

after

の後に
I’ll return it after I make a copy.
(コピーをとったら、返却します。)

although, though

相反する内容を並べる – しかし/だけど
Although she was tired, she finished all her tasks.
Even though she was tired, she finished all her tasks.
(彼女はとても疲れていましたが、すべてのタスクを終わらせました。)

※ althogh の方がフォーマルに聞こえます。また、though はしばしば even をつけて強調されます。

as

根拠・理由・主張/原因・結果を述べる – ので/だから
I couldn’t attend the meeting as I had another appointment. (別のアポがあったので、会議に出席できませんでした。)

※ as の節には、根拠・理由・原因がきます。

説明を加える – の通りに/のように
We have changed the title as you requested. (リクエストいただいた通りに、タイトルを変更しました。)

同時性のある動作を述べる – している時に
An error occurred as I was logging in. (ログインしている時、エラーが発生しました。)

because

根拠・理由・主張/原因・結果を述べる – ので/だから
I became an engineer because I like solving problems. (私は問題解決が好きなので、エンジニアになりました。)

※ because の節には、根拠・理由・原因がきます。

before

の前に
Please renew your subscription before it expires. (期限が切れる前に、サブスクリプションを更新してください。)

by the time

話者が捉えている時間軸の、終わりのタイミングを述べる – までに/までには/頃には
By the time we arrived at the hotel, it already got dark. (ホテルに着いた頃には、もう暗くなっていました。)

if

条件を述べる – なら/したら/すると
If you google it, you can get more information. (グーグル検索すれば、より多くの情報が得られます。)

仮定法の文を作る – もし〜なら
If you won the lottery, what would you buy? (宝くじに当たったら、何を買いますか?)

※ 仮定法について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参考ください。
仮定法をわかりやすく整理したよ!【保存不可避のポイント集】

in case

備えの行動を提案する際に、想定される (好ましくない) 事態を述べる – に備えて/〜になった時のために
Take your umbrella in case it rains. (雨が降った時のために、傘を持っていきなさい。)

in order that

目的を述べる – のために
Please use eye-catching colors in order that it can get attention. (注目を得られるように、目に止まる色を使ってください。)

once

条件となるタイミングを述べる
Once you become a parent, you become much busier. (親になれば、もっと忙しくなります。)

provided

条件を述べる – したら/すると
Provided Plan A is adopted, we need two more people. (Plan A が採用されたとすると、あと2人必要です。)

since

出来事が始まったタイミングを延べる – 以来/の時から
I’ve been playing the piano since I was a child. (私は、子供の頃からピアノを弾いています。)

根拠・理由・主張/原因・結果を述べる – ので/だから
I’m using Mac and iPhone since they can be synced. (同期できるので、私はMacとiPhoneを使っています。)

※ since の節には、根拠・理由・原因がきます。

so that

根拠・理由・主張を述べる – ので/だから
We should check in our luggage, so that we don’t have to carry them around. (持ち運ばないでいいように、荷物を預けるべきです。)

※ so that の節には、根拠・理由がきます。

unless

除外となる条件を述べる – 〜しない限り/〜しないと
You won’t be charged, unless you upgrade your account. (アカウントをアップグレードしない限り、請求されることはありません。)

until

継続する状況が終わるタイミングを述べる – まで
I’ll be taking a few days off until the next project begins. (次のプロジェクトが開始するまで、何日か休みをとります。)

相関接続詞

相関接続詞の役割・使い方のルール

相関接続詞は、2つ以上の単語がセットになって意味を成す接続詞です。基本的には等位接続詞と同じように、要素を並列で繋げます。

■使い方のルール■
・繋げる要素:おおむね、語-語/句-句/節-節 のいずれも繋げることが出来る。
・配置:繋げる要素を挟むようにして配置します。
・コンマ:基本的には不要です。

相関接続詞のイメージ

相関接続詞の一覧

both A and B

AとBの両方
Both me and my husband like to go out. (私と夫は、どちらも出かけるのが好きです。)

not only A but also B

AだけでなくBも
He plays not only the piano but also the guitar. (彼は、ピアノだけでなくギターも弾きます。)

either A or B

AとBのどちらでも
Either English or Japanese is fine. (英語と日本語の、どちらでも構いません。)

neither A nor B

AとBのどちらも〜ない
Neither plan A nor B would work. (プランAとBの、どちらも上手くいかないでしょう。)

rather A than B

BよりむしろA
You should repair it rather than buy a new one. (新しいのを買うより、直すべきです。)

まとめ

最後に本記事で取り上げた接続詞について、一覧で振り返りましょう。

等位接続詞
要素を並列に繋ぐ

  • 繋げる要素:語-語/句-句/節-節 (so と for のみ 節-節)
  • 配置:繋げる要素の間
  • コンマ:and と but 以外は任意
等位接続詞の一覧

従位接続詞
片方がメイン、もう片方がサブ的な内容として繋げられる

  • 繋げる要素:節-節
  • 配置:節の間もしくは文頭(付け加えるサブ側の節の頭)
  • コンマ:文頭に配置した際→要素の間/要素間に置く際→不要
従位接続詞の一覧

相関接続詞
2つ以上の単語がセットになって意味を成す/基本的には等位接続詞と同じように、要素を並列で繋げる

  • 繋げる要素:おおむね 語-語/句-句/節-節 の全て
  • 配置:接続詞に準ずる
  • コンマ:おおむね不要
相関接続詞の一覧
英語を話したり書いたりする上で、接続詞は頻繁に使われます。本記事で勉強した内容を感覚に落とすために、これから実践でドンドン接続詞を使ってみましょう!

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