疑問文の種類は全部でこれだけ!全パターンを図解付きで解説

疑問文 種類_アイキャッチ

「英語での、質問の仕方がよく分からない…。」
「Do とか What とか色々使われてるし、聞きたい内容によって、疑問文の作り方が変わるのかな…。」
「疑問文の種類ごとに、使い方を一気にマスターしたい!」

この記事は、そんなお悩みを持った方向けに書いています。

英語の疑問文は、大きく以下の3種類に分類できます。

  1. Yes/No 疑問文
  2. wh 疑問文
  3. 選択疑問文

それぞれ作り方が異なるので、この記事で一気にマスターしていきましょう!

目次

Yes/No 疑問文

まず1つ目は、「Yes (はい)」か「No (いいえ)」かを問いたい時の質問の作り方です。

Yes/No 疑問文の作り方

日本語の場合は、文の最後に “〜か?” をつけると、だいたい Yes/No 疑問文になります。
日本語のYes/No疑問文

英語の場合は、Yes か No かを聞きたい文の “動詞の種類” によって、疑問文の作り方が異なります。下記図の通り3パターンあるので、1つずつ見ていきましょう。

Yes/No疑問文の種類

パターン1:助動詞

助動詞が使われた文は、助動詞を文頭に移動するだけで 質問に変わります。

助動詞のYes/No疑問文

完了形で使われる Have/Has/Had も、助動詞の1つです。完了形の文は、Have/Has/Had を文頭に移動することで質問文になります。

「完了形が何か分からない」という方は、英語時制を図解と表でわかりやすく解説!使い方や時制ごとの違いをマスターしよう を併せて読んでみてください。

Yes/No_完了形

尚、助動詞について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参考ください。
英語の助動詞を使いこなそう!使い方や意味の違いを、一覧でくまなく解説

パターン2:Be動詞

助動詞が使われておらず、かつ述語動詞(※)がBe動詞の場合、Be動詞を文頭に移動して質問します。

※述語動詞…文のメインの動詞。(例:I am happy. の am/I love travelling. の love etc)

「Be動詞がよく分からない」という方は、こちらの記事をご参考ください。
Be動詞とは?使い方や一般動詞との違いを、図解と表でわかりやすく解説!

Be動詞のYes/No疑問文

パターン3:一般動詞

助動詞が使われておらず、かつ述語動詞が一般動詞(※)の場合は、Do/Does/Did を新しく文頭につけた上で、元々あった動詞を原形にします。三単現が適用されている場合は Does、過去形の場合は Did、それ以外は Do を使います。

※一般動詞…Be動詞以外の動詞

「三単現が何か分からない」という方は、以下の記事をご参考ください。
三単現のSとは?イラスト付きでわかりやすく解説

一般動詞のYes/No疑問文

例文でパターンごとの違いを確認

動詞 play から派生した3パターンの例文を見て、違いを確認しましょう。

① 助動詞を文頭に移動
・Can she play soccer? (彼女はサッカーができますか?)
・Has she played soccer? (彼女はサッカーをしたことがありますか?)

② Be動詞を文頭に移動
・Is she playing soccer? (彼女はサッカーをしているところですか?)

③ Do/Does/Did を文頭につけて、元々あった動詞を原形にする
・Does she play soccer? (彼女はサッカーをしますか?)

Yes/No 疑問文の色々な表現

否定疑問文

文頭の単語を否定の形にして、「〜ではないのですか?」と聞くことができます。日本語と同じように、自分の中である程度結論がでている内容について、驚きを表したり確認したりする際に使います。

■ Did you take a picture?(写真を撮りましたか?)
→質問する時、写真を撮ったかどうかは分かっていない

■ Didn’t you take a picture?(写真を撮らなかったんですか?)
→質問する時、おそらく写真は撮っていないと思っている

付加疑問文

「〜ですよね?」と ①確認したり ②同意を求める時に、付加疑問文が使えます。対象となる文の末尾に、小さな質問( ,+Yes/No 疑問文の頭の単語 + 主語の代名詞)をくっつけて作ります。この時 小さな質問は、対象の文が肯定文であれば否定、否定文であれば肯定の形をとります。

■ Mr.Tanaka is upset, isn’t he?(田中先生、怒ってますよね?)
→対象の文が肯定なので、isn’t he? と否定の形をとっている

■ Mr.Tanaka isn’t upset, is he?(田中先生、怒ってないですよね?)
→対象の文が否定なので、is he? と肯定の形をとっている

一般的に、①確認したいときは上がり口調(⤴)、②同意を求めるときは下がり口調(⤵︎)になります。

wh 疑問文

次は、5H1Hを問う wh疑問文です。5W1Hとは、What(何)/Who(誰)/When(いつ)/Where(どこ)/Why(なぜ)/How(どれくらい, どのように) の6種類の疑問詞を合わせた言葉です。

What(何)

主語を聞く場合
文頭に what を置いて、それを主語とするように文を続けます。この時、what は三単現が適用されます。

whatの主語のwh疑問文

主語以外を聞く場合
① 文頭に what を置きます。
② 質問したい内容を抜いた Yes/No 疑問文(以降、”ふつうの疑問文”)を続けます。

wh疑問文_what_主語以外

what は名詞とセットで、「何の (名詞) が〜?」と聞くこともできます。

what+名詞ののwh疑問文

Who(誰)

主語を聞く場合、主語の位置に who を入れます。この時、who は三単現が適用されます。
whoの主語のwh疑問文

所有者を聞く場合は、”whose+名詞” を文頭に置いて、ふつうの疑問文を続けます。

whoの所有格のwh疑問文

主語と所有者以外を聞く場合、文頭に who を置いて、その後ろに ふつうの疑問文を置きます。
※「目的語を尋ねる場合は whom を使いましょう」と言われることもありますが、実際の会話では、who のほうが よく使われます。

whoのその他のwh疑問文

When(いつ)

文頭に when を置き、ふつうの疑問文を続けます。

whenのwh疑問文

Where(どこ)

文頭に where を置いて、ふつうの疑問文を続けます。

whereのwh疑問文

Why(なぜ)

文頭に why を置いて、ふつうの疑問文を続けます。

whyのwh疑問文

How(どれくらい, どのように)

「どれくらい〜?」と形容詞や副詞の程度を尋ねる際は、文頭に “how+形容詞/副詞” を置き、ふつうの疑問文を続けます。

howのwh疑問文

「どのように〜?」と聞く場合は、文頭に how だけを置いて、ふつうの疑問文を続けます。

howのwh疑問文

選択疑問文

選択肢の中から「どれが〜?」と聞きたい時は、which や or を使います。

Which(どれ)

主語を聞く場合、主語の位置に which を入れます。

whichの主語の選択疑問文

主語以外の情報を聞く場合は、which を使います。Which にふつうの疑問文を続けた上で、”,A, B or C?” と選択肢をつけることもできます。この時 or は、最後の選択肢の手前に置きます。

whichの主語の選択疑問文
which は、名詞とセットで「どの (名詞) が〜?」と聞くこともできます。
which+名詞の選択疑問文

or

Yes/No 疑問文の末尾に選択肢をつけて、「〜はどっち?」と聞くことも可能です。

orの選択疑問文

その他の疑問文

語順が変わらない質問もあります。カジュアルな会話では、たまに「?」や「,right?」を付けるだけで質問することがあります。

■ You know him? (彼を知っていますか?)

■ You’re coming, right? (あなたは来ますよね?)

まとめ

本記事では、英語の主な3種類の疑問文+αについて見てきました。最後にポイントをおさらいしましょう。

  • Yes/No 疑問文の作り方
    • パターン1. 助動詞:助動詞を文頭に移動する
    • パターン2. Be動詞:Be動詞を文頭に移動する
    • パターン3. 一般動詞:Do/Does/Did を文頭につける+述語動詞を原形にする
  • 5W1H 疑問文の作り方
    • 主語を聞く場合は、主語の部分に疑問詞を入れる
    • 主語以外を聞く場合は、文頭に疑問詞を置いて、その後ろに ふつうの疑問文を続ける
  • 選択疑問文の作り方
    • 疑問詞 Which(どれ) を使う
    • Yes/No 疑問文の末尾に選択肢をつける

英語での会話の中で「聞き方がわからなくて質問できなかった…。」という経験がある方も、今はその質問の作り方が分かるはずです。また同じような場面に出くわしたら、今度はスマートに質問しちゃいましょう!

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