「be動詞が、よく分からない…。」
「どんな時に、am と do のどっちを使うのか、一般動詞との違いを整理したい…。」
「be動詞の使い方について纏められてる、わかりやすい解説が読みたい!」
本記事は、こんなお悩みを持った方に向けて書いています。
目次
be動詞とは
be動詞の使い方
例として、I am Japanese. (私は、日本人です。) の文を見てみましょう。
英語では基本、1つの節 (文) に1つの動詞 (V) を置く必要があります。そのため、例えば I (私) と Japanese (日本人) を並べておくだけでは、節 (文) として成立しません。
be動詞の形
主語に合わせた変化
be動詞は主語に合わせて、am/is/are の3つの形が使い分けられます。
・主語が I → am
I am happy. (私は幸せです。)
・主語が I と you 以外の単数 → is
He is happy. (彼は幸せです。)
・主語が you または複数 → are
They are happy. (彼らは幸せです。)
時制に合わせた変化
過去時制の文では、am/is は was、are は were となります。完了時制の文では、全て been と変化します。時制について詳しく知りたい方は、下記をご参考ください。
英語時制を図解と表でわかりやすく解説!使い方や時制ごとの違いをマスターしよう
・I was sleepy./I have been sleepy.
(私は眠かった。)
・He was sleepy./He has been sleepy.
(彼は眠かった。)
・They were sleepy./They have been sleepy.
(彼らは眠かった。)
原形
be動詞の原形は、”be” です。命令文の頭に置いたり、不定詞として使う場合は、この原形 be の形を取ります。
・Be quiet! (静かにしなさい!)
・My dream is to be a singer. (私の夢は、歌手になることです。)
※ 不定詞については、以下で詳しく解説しています。
英語の準動詞とは?役割や使い方を、図解で一気にマスターしよう!
否定文
疑問文
疑問文を作る時は、be動詞を文頭に移動します。
be動詞の後ろの言葉
形容詞
I am happy.
(私は幸せです。)
※第2文型 SVC
名詞
She is a doctor.
(彼女は医者です。)
※第3文型 SVO
副詞 (句)
He is at work.
(彼は仕事中です。)
※第1文型 SV+副詞
一般動詞との違い
英語において、be動詞以外の全ての動詞は、一般動詞に分類されます。
述語動詞としての使い分け
例えば I am speak Japanese. という、文法的に誤りのある例文を使って考えてみましょう。この文章には、am (be動詞) と speak (話す) の、2つの述語動詞が置かれています。そのため、I am Japanese. (私は日本人です。) と I speak Japanese. (私は日本語を話します。) の、どちらを表現したいのかが分かりません。
一方 英語の動詞は、文の中で述語動詞 (V) 以外として機能することもあります。この場合は、同じ節内に複数の動詞が置かれることとなります。述語動詞は1つであっても、名詞や形容詞として機能している動詞 (“準動詞” と呼びます) も、一緒に存在しているような状況です。
例えば 動詞の末尾に ing がつくと、名詞として使えるようになります。My hobby is traveling. (私の趣味は、旅行することです。) の文では、述語動詞の is と、名詞として機能している準動詞 traveling が、共存しています。
※準動詞について詳しく知りたい方は、以下をご参考ください。
英語の準動詞とは?役割や使い方を、図解で一気にマスターしよう!
文法的な取り扱いの違い
疑問文の作り方
述語動詞 (V) :be動詞
be動詞を文頭に移動させます。
↓
述語動詞 (V) :一般動詞
Do/Does/Did を新しく文頭につけた上で、述語動詞を原形にします。三単現が適用されている場合は Does、過去形の場合は Did、それ以外は Do を使います。
否定文の作り方
述語動詞 (V) :be動詞
be動詞の後ろに not をつけます。
↓
述語動詞 (V) :一般動詞
助動詞 don’t/doesn’t/didn’t を加えた上で、述語動詞を原形にします。三単現が適用されている場合は doesn’t、過去形の場合は didn’t、それ以外は don’t を使います。
まとめ
最後に、be動詞のポイントを振り返りましょう。
be動詞とは
・”主語(S) + be動詞(V) + 主語の性質や状態を表す言葉” で、主語を説明する文が成り立つ
・否定文を作る時は、be動詞の後ろに not を置く
・疑問文を作る時は、be動詞を文頭に移動する
・be動詞は、以下の通りに形が使い分けられる
一般動詞との違い
・be動詞以外の全ての動詞は、一般動詞に分類される
・接続詞が使われた場合などを除き、1つの節内に述語動詞 (V) が2つ以上置かれることはない
本記事の内容がマスターできたら、実践的に be動詞を使う練習もやってみて、どんどん使いこなしていきましょう!
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